めくりめくる帯

おまたせしました!第2弾です。
第2弾は地元岡山県の倉敷を舞台にした「めくりめくる」!

めくりめくる1 めくりめくる2

 

プロローグ
これは2010年11月に行った聖地巡礼のお話です。
自分は前回お話した様に『聖地巡礼』と言う旅を色んな方面に紹介しています。
その関係上、いつの間にかあちこちで有名になっていた様です。
ある日、とある方からお話を頂きました。
「OHKの夕方のニュース内に流す特集番組で『めくりめくる』の聖地巡礼特集を組みたいので協力して頂けませんか?」と言うものでした。
『めくりめくる』とは、拓 先生がワニブックスのコミックガムにて連載している岡山県倉敷市を舞台にした青春ストーリー漫画で、現在「倉敷市観光課」・「社団法人 倉敷観光コンベンションビューロー」・「ワニブックス」の連携による『めくりめくる倉敷〜倉敷
でつくる記念の1ページ〜』観光キャンペーン(2013年3月29日(金)午後5時まで)を実施している倉敷市一押しの漫画です。
何でも制作に当たり相談した各方面の方が自分を推薦されたとの事で、その中にはお世話になっている方も多く絶対に断れない状況を作られた上で協力の依頼に来られました。
収録には自分以外にもイケメン2名と美人さん1名が参加するとの事で、「イケメンと美人の後ろを歩いてなるべく映らない様にしよう!」と心に決め協力する事にしました。
別れ際OHKのディレクターさんに「いつもの聖地巡礼に行く様にカメラと装備を持って来て下さいね!」と言われ、「成程。収録の参加者全員がカメラ持参で来るのか」と準備して当日を迎えました。
当日の早朝、酒津公園へ集合20分前に到着した自分が待ち合わせ場所へ行くと、既にOHKの撮影スタッフは全員揃っていました。
朝の挨拶をすると「聖地巡礼についてインタビューを撮らせて欲しい」との事で、その場で他の皆が来るまでにインタビューを受ける事になりました。
実際の放送時間が5分程度と言う事を予め聞いていましたので、絶対にTV画面に映りたく無かった自分はきっちり5分間掛けて聖地巡礼の面白さや実際に行った時のエピソードを語りまくりました。
こうすれば絶対にモノローグ的な扱いでしか使えないでしょうから、自分の顔が映る事はありません。
自分は当時岡山のFM局に14年程続いていたオタク系番組を持っていて番組内でも喋りまくっていましたし、全体の話を関連づけて編集をし難く喋るなんてお手の物ですからね。
案の定このシーンの自分の映像はもれなくカットされました。
インタビューを収録していると当日参加をするイケメン美人軍団と「倉敷市観光課」と「社団法人 倉敷観光コンベンションビューロー」の皆さんが全員集まりました。ふとイケメン美人軍団を見ると誰もカメラを持っていません。

 

自分:「あれっ?カメラ持って来いって言われませんでした??」

美人:「いえ。何も言われてませんよ」

ディレクター:「では岡本さんよろしくお願いします」

自分:∑( ̄△ ̄;ノ)ノ

 

自分を先頭にその後をイケメン美人軍団が付いて来ると言うRPGの戦闘パーティの様な構図が作られ、先頭の自分の前にカメラとマイクが来ると言う収録になってしまいました。悲しい目をディレクターさんへ向けましたが笑顔でスルー。
とりあえず腹をくくり、近くに酒津公園の地図看板があったので「聖地を巡る時に地図がある場合は、まずその地図と漫画やアニメの構図が合う場所を見つける事から始めます」と説明しながら収録を開始しました…。

漫画1 漫画2
酒津公園ではこのシーンを探すと言うお話でした。
撮影クルーと出演者、倉敷市の関係者を含め十数名がぞろぞろと酒津公園を徘徊して行きます。
すると土手の上を道路が走っている場所へ出ました。
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「土手はあるんだけど何か違うんだよなぁ…」と思いつつも、

「一応写真は押さえておくのが基本なんですよ」と数ショット撮り説明。
「歩道の縁石がここには無いんですよね。きっとこの先にあると思うから行ってみましょう!」
と、またぞろぞろと歩いて行きます。


しばらく歩くと歩道に縁石がある場所を発見!もう少し行くと左手に土手がある場所を確認。
思わず「あったあった!ここだ!!」と声を上げて近づきました。
やっと漫画の中に出て来るロケ地を発見しましたよ。

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酒津公園ではここのショットで終わり、次のロケ地倉敷駅へ向かいました。

 

倉敷駅までは車での移動ですので各自車を駐車場へ駐め倉敷駅前に集合しました。
ここで駅前のロケ場所を何カ所か押さえ、駅員さんの案内で団体入り口より駅の構内
へ入りました。めくりめくる第1巻の表紙が倉敷駅のホームだからです。
ここで撮影クルーが駅員さんに駅構内に貼っているめくりめくるのポスター等につい
てインタビューを撮っている間、ロケ場所を探しウロウロして場所を確認。
ディレクターさんと一緒に撮影場所まで移動した後、その場所で収録を行い倉敷駅での
収録は終了です。

 

倉敷駅までは車での移動ですので各自車を駐車場へ駐め倉敷駅前に集合しました。

 

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ここで駅前のロケ場所を何カ所か押さえ、駅員さんの案内で団体入り口より駅の構内へ入りました。

めくりめくる第1巻の表紙が倉敷駅のホームだからです。


ここで撮影クルーが駅員さんに駅構内に貼っているめくりめくるのポスター等についてインタビューを

撮っている間、ロケ場所を探しウロウロして場所を確認。


ディレクターさんと一緒に撮影場所まで移動した後、その場所で収録を行い倉敷駅での収録は終了です。

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駅からは次のロケ地の倉敷美観地区まで歩いて移動です。


「美観地区では酒津公園みたいにロケ場所を探す収録をしましょう」と言う話になり、また自分の目の前にカメラとマイクが来る事に…。

平日だと言うのに何でこんなに観光客がいるんだよッッ!と叫びたくなる程、美観地区は人でいっぱいです。


そこでカメラとマイクを従えた数人が観光地で喋りながら歩いている姿…。やっぱり

旅番組を撮っている芸能人に見えてしまいますよね。
案の定、観光客からの注目を物凄く集めていました。


「何で自分はここにいるんだろう?逃げちゃダメかな??」と途方に暮れつつ、アドリブの小芝居を挟みながらロケ場所を探して行きます。

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この感じだと望遠レンズで撮らないとイラスト通りには行かないかな?

 

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そしてロケ場所を見つけては撮るを繰り返し、漫画の中で焼きちくわを食べているシーンがあったので

そのモデルになった焼きちくわのお店で焼きちくわを食べようと言う話になりました。


ちくわが焼き上がるのを待つ間、奥の席に座ってお茶を頂いていると「何の番組だろうね?」

「芸能人なのかな?」とかのひそひそ声が聞こえて来ます。

「ひそひそ声って本当に聞こえるんだな〜」と他人事の様に感心していると「焼きちくわが出来上がりました」との声が。

 

焼きちくわ美味かったです!

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めくりめくるのポスターをお店の前に貼るのをお願いして貼るシーンを撮ると

ディレクターさんのOKが出たので、これで全ての収録が終了しました。

   

エピローグ


ディレクターさんから「何月何日の何時位から放送しますよ〜」との連絡を受けたものの、恥ずかしいので親はおろか友人達にも完全に秘密にして迎えた放送当日。
自室のPCにて原稿を作成していると…。放送が始まった時間位に、いきなりバタバタ音が聞こえて来ます。
おふくろが走って来ていきなりドアを開け…


母:「あんた何やっとん!?」
自分:「ん?原稿の仕事…」


何故教えなかったのか?と言われたものの、忘れて下さいと必死で懇願。
その後、色んな人から続け様に電話がかかって来ました。
かけて来た皆さんに「お前等こんな夕方の時間にテレビなんか見てンじゃねぇよッ!」と叫ぶも、思い切り笑われましたよ…。
最終的にはもう「まあ数日でみんな忘れるからしばらくの辛抱だ」と思い我慢と言うか泣き寝入りました。
ラジオ番組の収録の日、収録前の打ち合わせをしているとスタッフが…


スタッフ:「岡本さん、この前放送しためくりめくるの聖地巡礼特集が、メロンブックスでエンドレスで流されてましたよ!」
自分:「マジでッ!ちょっと見に行って来るッ!」


2階のメロンブックスへ階段を上がって行くと「あったあった!ここだ!!」と何か聞き覚えのある声がします。
見るとめくりめくる第1巻特設コーナーの本棚の中にある7インチ位のモニターから自分が指差しながら歩いている映像が流れていました。
奇しくもその日、自分は同じシャツ同じブルゾン同じジーンズを履いていたんです。
ゆっくり振り向くと店の奥から何人かの目線が…。コソコソと店を後にしました。

「しばらくメロンブックスに行けねぇよッ!」と泣きながら局へ戻ると、そこに待っていたのはラジオスタッフの満面の笑顔でした。
そして、普通ならここでこの話は終わると思いきや、実はまだ続いていたんです。

 

しばらく経ったある日の話です。
ラジオの収録前に夏コミのパンフレット(DVD版)を買いにアニメイトへ行くと、残念ながら既に売り切れていました。
上の階のメロンブックスからしんばんに行けばまだ残っているかも知れないと階段を上がると、運良くメロンブックスに1冊だけ残っていました。「ラッキー」と思いレジに持って行くと、何故か店員さんが全員満面の笑みを俺に向けて来ました。
「あれ?自分の知り合いだったっけ??」と脳内を検索していると、後ろからどこかで聞いた事のある声が聞こえて来ます。
恐る恐る振り向くと、めくりめくる第2巻特設コーナーの平積み台上にはモニターがあり、しかも7インチから32インチへサイズアップしたモニターの中で自分が「あったあった!ここだ!!」と指差しながら歩いていました。

 

この話、本当のホントに実話です。
この件以来、自分は止むを得ない場合を除いてテレビの出演はなるべくお断りする様にしました。
今回の話は聖地巡礼と言うよりも「聖地巡礼番組を作ろう!」と言う話になってしまいましたが、次回はちゃんと聖地巡礼メインの話をしますのでお許し下さい。

 

次回は俺的に一番豪華だった聖地巡礼の話です。
名付けて『原案者&監督と出演声優達と訪ねる聖地巡礼の旅』です。お楽しみに!

 
 
●作品の舞台である聖地を汚さない。荒らさない。
 ・立ち入り禁止区域には決して入ってはいけません。
●舞台が観光地以外の場所である場合は更に注意する。
 ・私有地には絶対に入ってはいけません。
 ・プライバシーの侵害に当たる行為は絶対にしてはいけません。
●権利者から許可を得た場合を除き、学校等の施設へは絶対に立ち入ってはならない。
 ・施設内へ無断で立ち入ってはいけません(一般公開されている場合を除く)。
  それは犯罪です。
●現地の方々との友好関係を築いて行きましょう。
 
  okuduke  

 

 

 

 

 

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